北海道旅行で行きたい、絶景広がる「湖沼」10選【2019】
自然豊かな北海道には、全国でも指折りの美しい湖がたくさんあります。
新千歳空港駅からアクセスの良い道央エリアや、女満別空港や釧路空港のある道北エリアにも、さまざま絶景が待っています。
今回はそんな美しい北海道の湖に絞って、魅力あふれる人気スポットを10件ご紹介します。
洞爺湖/虻田郡
「洞爺湖(とうやこ)」はサミットが開かれたことでも有名になりましたが、JR室蘭本線洞爺駅からバスで約20分の場所にあり、アクセスもとても便利な湖です。
火山が多いため良質な温泉が多く、洞爺湖畔周辺は昔から温泉街としても有名な観光地で、夏には桟橋から出る遊覧船でエゾシカが生息する中島へも渡ることができます。
また、春は梅や桜を、秋は紅葉とロングラン花火大会を楽しむことができ、冬は40万球以上の電飾を使用したイルミネーショントンネルが登場し、70mの光のトンネルで幻想的な空間を作り出します。
美しい自然だけでなく、年間を通じてさまざまなイベントも楽しめるスポットです。
- 洞爺湖
- 北海道虻田郡洞爺湖町
- 0142-75-2446(洞爺湖温泉観光協会)
- 定休日:なし(温泉は各施設により異なる)
- 9:00~17:00
- ・周辺の観光スポットはこちら
- >>>「洞爺湖」エリアの人気観光スポット
倶多楽湖/白老郡
「倶多楽湖(くったらこ)」はJR登別駅から車で約20分の場所にある湖で、日本一丸い湖といわれています。約8万年前の火山活動で誕生したカルデラ湖で、クッタラというのはアイヌ語でイタドリの群生地を意味します。
支笏洞爺国立公園内にあるため環境が整備されており、摩周湖に次ぐ日本2位の透明度を誇る湖です。
周囲約8kmで最大水深は148mもある大きな湖ですが、その全景を高台から眺めるなら、北海道道350号沿いにある扇型展望台がおすすめです。
- 倶多楽湖
- 北海道白老郡白老町
- 0123-25-2404(支笏湖ビジターセンター)
- 定休日:なし(11月下旬から4月下旬までは北海道道350号が冬季閉鎖)
- 見学自由
支笏湖/千歳市
JR千歳線千歳駅からバスで約45分の場所にあるのが「支笏湖(しこつこ)」です。誕生したのは約4万年前とされていて、激しい火山活動とは裏腹にその透明度は全国でも屈指の美しさを誇ります。
湖畔には支笏湖ビジターセンターがあり、湖周辺の自然を深く学ぶことができるので、着いたらまず立ち寄ってみましょう。
ヒメマスの泳ぐ水槽や、見どころを映像や写真、模型で紹介する自然探訪ターミナルなどもありますし、周辺にある野鳥の森を自由に散策することもできます。
冬季はライトアップされた氷像が並ぶ「千歳・支笏湖氷濤まつり」が開催され、幻想的な景色を見るために多くの観光客が集まります。
- 支笏湖
- 北海道千歳市支笏湖温泉番外地
- 0123-25-2404(支笏湖ビジターセンター)
- 定休日:12~3月火曜日(祝日の場合翌日)/年末年始
- 4~11月 9:00~17:30/12~3月 9:30~16:30
- ・周辺の観光スポットはこちら
- >>>「新千歳空港」エリアの人気観光スポット
ウトナイ湖/苫小牧市
JR千歳線新千歳空港駅からバスで約30分のところにある、周囲9.5kmにおよぶ大きな湖が「ウトナイ湖」です。3,000年ほど前から少しずつ海から切り離されてできた海跡湖です。
植物の宝庫とわれ、湿地帯にはマコモやスゲなどが生育していたり、周囲にはハンノキやエゾノコリンゴなどの高木もあります。
渡り鳥の中継地点や越冬地になっているため、シーズンには白鳥やヒシクイなど260種以上もの鳥類が飛来します。
また国指定鳥獣保護区として日本で初めてサンクチュアリを実現した場所で、ラムサール条約の登録湿地にも指定されています。
- ウトナイ湖
- 北海道苫小牧市植苗156-26
- 0144-58-2231(ウトナイ湖野生鳥獣保護センター)
- 定休日:月曜
- 9:00~17:00
- ・周辺の観光スポットはこちら
- >>>「苫小牧」エリアの人気観光スポット
摩周湖/川上郡
JR釧網本線摩周駅からバスで約30分の場所にある「摩周湖(ましゅうこ)」は、世界有数の透明度を誇るコバルトブルーの湖面が美しい湖で、特に周辺は特殊な気象環境で注目されています。
それが摩周湖独特の霧で、常に薄いヴェールに包まれたような神秘的な姿で非常に有名になりました。
周囲には摩周第一、第三、裏摩周展望台という3つの展望台があるので、それぞれの展望台に上ってさまざまな摩周湖の表情を捉えてみましょう。
また湖内に唯一浮かぶのはカムイシュ島という島で、意味はアイヌ語で「神となった老婆」とのことです。この島も見どころの1つですが、とても神秘的な湖ですね。
もちろん、北海道遺産にも選定されています。
- 摩周湖
- 北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野
- 015-482-1530(摩周湖第一展望レストハウス)
- 定休日:なし
- 見学自由/レストハウス:5~10月 8:00~18:00/11~4月 8:00~17:00
屈斜路湖/川上郡
「屈斜路湖(くっしゃろこ)」は、JR釧網本線川湯温泉駅から車で約15分の場所にある、世界でも有数の規模を誇るカルデラ湖です。
夏季はヨットやウィンドサーフィンなども盛んなリゾート地に早変わりし、冬季は全面凍結するため湖には入れませんが、白鳥の休息地として有名で、毎年400~500羽もの白鳥が飛来します。
野鳥の姿をカメラに収めるために、冬は多くの愛鳥家が集まります。全景を見下ろせる美幌峠からの眺めも美しいので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
- 屈斜路湖
- 北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖
- 015-482-2191(弟子屈町役場)
- 定休日:なし
- 見学自由/役場 8:45~17:30
サロマ湖/北見市
JR石北本線北見駅から車で約60分の場所にある「サロマ湖」は、琵琶湖・霞ヶ浦に次ぎ日本3番目の大きさの湖です。
北海道内では最大規模で、サロマンブルーと呼ばれる美しい水を湛えています。
おすすめはサロマ湖沿岸のほぼ中央に位置している標高376メートルの幌岩山にあるサロマ湖展望台です。
山頂付近にあるので湖全体を見渡すことが可能で、サロマ湖だけでなくその先にオホーツク海や知床半島まで見渡すことができます。
周辺にはサロマ湖遊歩道もあり、アザラシ観光船なども出ていますので、大きな湖をとことん堪能しましょう。
- サロマ湖
- 北海道北見市佐呂間町
- 01587-2-1211(佐呂間町役場 経済課商工観光係)
- 定休日:冬季
- 見学自由
知床五湖/斜里郡
「知床五湖」はJR釧網本線知床斜里駅からバスで約1時間の場所にあり、年間約50万人もの観光客が訪れる人気スポットです。
そこでゲートプレイスとしてインフォメーションと利用受付を行っているのが、知床五湖フィールドハウスです。
知床五湖は観光客の踏み荒らしで環境破壊が進み、クマの出現などで遊歩道がクローズしていたため、2011年から申請手続きを要する新制度が導入されました。
そのため訪れるにはフィールドハウスで申請手続きを行い、レクチャーを受けて散策する制度になっています。
隣接するパークサービスセンターでは軽食や飲み物、お土産物なども買えるショップがあるので、知床五湖の観光には欠かせない施設です。
- 知床五湖
- 北海道斜里郡斜里町遠音別村 知床五湖
- 0152-24-3323(知床五湖フィールドハウス)
- 定休日:冬季
- 4月下旬~11月下旬 7:30~18:00(閉館は時期により変動)
- ・周辺の観光スポットはこちら
- >>>「知床」エリアの人気観光スポット
阿寒湖/釧路市
JR根室本線釧路駅からで約2時間の場所にあるのが「阿寒湖(あかんこ)」です。特別天然記念物のマリモで有名な湖ですが、原生林に囲まれた美しいカルデラ湖です。
アイヌ文化と深く結びつく場所でもあり、アイヌコタンには毎年大勢の観光客が訪れます。湖畔には温泉宿も多いので、泊まりがけで阿寒湖をゆっくり観光するのもおすすめです。
冬季は全面結氷しますが、氷上で釣りやスノーモービルなどのウィンタースポーツも楽しめますし、「阿寒湖氷上フェスティバル」なども開催されます。
- 阿寒湖
- 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
- 0154-31-1993(釧路観光コンベンション協会)
- 定休日:年末年始
- 9:00~19:00
オンネトー/足寄郡
「オンネトー」は、JR根室本線釧路駅からバスと車を乗り継いで約2時間30分かかる場所にある湖です。
北海道三大秘湖のひとつとされ、湖面の色が季節により色を変えることから五色沼という別名も持っています。
天気が良ければ雌阿寒岳と雄阿寒岳を眺めることができ、オンネトーの滝や雌阿寒温泉郷なども近くにあるため、阿寒周辺を観光するならぜひ立ち寄りたいスポットです。
- オンネトー
- 北海道足寄郡足寄町茂足寄
- 0156-25-6131(あしょろ観光協会)
- 定休日:12月下旬~4月中旬
- 見学自由
image by:T.IMAI/Shutterstock.com(オンネトー)
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