標準語やと思っとった…上京して通じなかった悲しい「方言」たち

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2020/04/15

けんたいに、ほる/関西地方

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むこっち(向こう)/三重県伊賀市

三重県の伊賀市出身のかたによると「向こう」のことを「むこっち」というみたいです。初めて聞くと「向こうなの?こっちなの?どっちなの」と戸惑ってしまいそうですね。

実際に「トイレどこって聞かれて、むこっちって答えたら、向こうとこっちの両方いったって怒られた」というエピソードも教えてくださいました。

けんたいに(当然に)/兵庫県

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兵庫県には「けんたいに」という方言があります。これは「当然に大きな顔をして遠慮なく」という意味があるそうです。使い方としては「そんなことはけんたいに請求できる」で「そんな遠慮なく請求できる」といった感じですね。

ほかす(捨てる)/京都府

風情あふれる街並みが特徴的な古都・京都ではものを「捨てる」ことを「ほかす」というそう。ちなみに筆者の出身の四国でも同じ意味を持つ「ほかす」という言葉をよく使っていました。

なおす(もとに戻す)/京都府・大阪府

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また、京都府ではもとに「もとに戻す」ことを「なおす」といいます。「これ、なおしといて」というと「もとに戻しておいて」という意味だそうです。ちなみに大阪府出身のかたからも同じような使い方をすると教えてくれました。

ほる(捨てる)/大阪府

大阪府では「捨てる」を「ほる」というそうです。京都府の「ほかす」とは少し異なりますね。

一説によると焼肉屋さんで食べるホルモンはもともと捨てられていた内臓などの部分を「ほるもん(捨てるもの)」が変化して「ホルモン」と呼ばれるようになったとの話もあります。ただし、ドイツ語の医学用語である「Hormon(ホルモン)」から名付けられたとの説も。

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