日本人が知らない、海外の当たり前…「生活」に潜むカルチャーショック
洗濯物は干さない
「洗濯機」の話に続きます。アメリカのニューヨークのアパートには洗濯機を置けないので、住居の共同ランドリーやコインランドリーを皆が使います。ニューヨークだけでなくロサンゼルスもこの手の住環境が多い気がします。
なかなか自分の好きなタイミングで洗濯できないために、人気の留学先=アメリカ西海岸でストレスを感じる日本人留学生も少なくない様子。洗濯がらみでいえば、アメリカに限らずヨーロッパでは衣類を外に干せない不便さがあります。
高級マンションなどは日本でも人目に付くベランダで洗濯物を干してはダメと、住民ルールが決められる場所も目立つようになってきました。洗濯物や布団が干してあると生活感が出て建物や街の雰囲気が台無しになってしまうからですね。
日本の高級マンションだけでなく、フィリピンやマレーシアなど東南アジアの高級コンドミニアムでも、洗濯物は外に干してはならないというルールがこのところできてきました。
しかし、まだまだアジアだと洗濯物を外に干せる環境が一般的なのではないでしょうか。
アジアで当たり前だけれど欧米ではほとんど外に干す習慣が見られない理由としては、景観に対する美意識の違いが挙げられるようです。さらに洗濯物を干してはいけないと定めた条例の存在もあり、欧米の乾燥した気候の違い(部屋干しでも乾く)もあります。
その上、電気代の安さも挙げられます。乾燥機の使用がそれほど負担でないというのも、場所によっては考えられるみたいです。これらの要素が複雑に絡み合って、アジアと欧米各国の生活習慣のギャップを生み出していると考えられるのですね。
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