ウソでしょw世界の「国名」の由来が意外すぎて面白すぎた
牛/イタリア
日本人にとってすごくメジャーな国、「イタリア」も動物の呼び名が由来となっているようです。ギリシアと共に西洋文明を引っ張ってきたイタリアは、古ラテン語で牛を意味する「ビタロス(vitulus)」に由来するのだとか。
この名前は、半島南部で多く放牧されていた牛を見てギリシア人が命名したらしく、統一イタリア王国が1861年に成立したときに国名として復活したみたいです。イタリアの名付け親はギリシア人だったとは驚きですよね。
聖なる安息日/ドミニカ共和国
暮らしや文化に関する言葉から生まれた国名も世の中にはたくさんあります。その代表例が「ドミニカ共和国」です。ドミニカ共和国とは、カリブ海の真ん中に浮かぶ島国で、ハイチと共にイスパニオラ島を東西で分け合っています。
ドミニカ共和国の公用語はスペイン語です。スペイン女王の援助を受けたコロンブスがイスパニオラ島を見つけ、アメリカ進出の拠点となる植民都市をつくったところから歴史が始まります。同国の首都サント・ドミンゴに残る植民都市の建造物は、世界遺産に現在はなっていますね。
サント・ドミンゴにスペイン人が入植した日が、カトリック暦の「聖なる安息日」だったらしく、スペイン語でキリスト教の安息日を「domingo」と言います。この言葉が現在の国名にもなっているのですね。
ヘラクレスが独り暮らしする一軒家/モナコ公国
暮らしに関連した言葉を語源とする国名はヨーロッパにも多いです。例えば世界で2番目に小さい「モナコ」も一緒です。市街地=首都というミニ国家であり都市国家の由来は、ヘラクレスが独り暮らしする一軒家「Monaikos」から転じて生まれたのだとか。ヘラクレスとはギリシア神話の英雄です。
『日本大百科全書』(小学館)によると、古代フェニキア人が現在のモナコの地を植民し、ヘラクレスを祭ったと伝えられているのだとか。
この神殿を「Monaikos」と呼んだみたいですね。ギリシア人、ローマ人がこの港町を利用し、貿易港として大いに栄えます。現在の国土が確定した時期は1861年です。