今なんて言った?外国人がシレッと使っていた「日本語」
ユズ(YUZU)

かんきつ類の「ユズ(YUZU)」もそのまま海外で使われることが多いようです。オーストラリア取材で1年ほど前、オーストラリア人、イギリス人、インド人、ドイツ人、アメリカ人の同業者と一緒に1週間ほどの旅をする機会がありました。
その際、ブリスベーンの美術館にあるレストランのメニューに「YUZU」という言葉を見かけたので「YUZUって書いてあるけれど意味わかるの?」と聞くと、イギリス人もアメリカ人も知っていました。知っているどころか彼女らいわく、ユズのフレーバーは若い人に大人気との話。

しかし、同じメニュー表に「UMESHU」とも書かれていたので「梅酒も知っているの?」と聞くと知らないと言っていました。必ずしも、メニューに書かれているからといって、認知度が高いとは限らないみたいですね。
ただ、「日本酒(SAKI)」は現在、Japanese Rice Wineとして、かなりの知名度を誇ります。梅酒に関してもかなり質問されました。そのうち「UMESHU」の知名度も上がって「YUZU」級になるかもしれませんね。
ワサビ(WASABI)

最後は、「ワサビ(WASABI)」。上述のオーストラリア取材でイギリス人のジャーナリストと話している時、ワサビを説明する必要が話の流れで出てきました。
そこで、英語で説明しようと試みたら「Everyone knows wasabi(みんな、ワサビを知っているよ)」と言われました。この場合の「みんな」とはどの程度の範囲を含むのかはわかりません…。
しかし、同じイギリス人ジャーナリストとあらためて別のお店で食事をした際に、メニュー表に「WASABI」という文字を一緒に見つけて「言ったでしょう?」という顔をされました。

恐らく、日本食に興味関心の高い人が多い国ではすでに、ワサビが「WASABI」としてそのまま通用する状況になっているようです。ワサビを使って食べる「SASHIMI」も「SUSHI」も認知度が高まっているからですよね。きっと。
日本食を英語で説明するって難しいと感じている皆さん、少なくとも「SUSHI」も「SASHIMI」も「Wasabi」も国際語になっていますから、このあたりの単語を上手に活用して教えてあげたいですね。
今回ご紹介した言葉の数々が本当に通じるかどうか、海外の人と話すチャンスがあればぜひ試してみてくださいね。
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