ノスタルジックに魅せられて。外国人が恋に落ちた日本の意外なスポット
「侘び寂び」を感じられるニッポンらしい場所
日本の伝統や文化を感じられる観光地は多くの外国人を魅了しています。寺や神社、日本庭園など日本独自の美意識である「侘び寂び」を感じたり、自国にはない文化の体験に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
奈良公園/奈良県奈良市
国の名勝に指定されている、奈良県奈良市の奈良公園。周辺には、奈良の大仏で世界的に有名な東大寺、興福寺、春日大社、奈良国立博物館などがあり、約1,200頭の鹿とともに国内外で有名な公園です。
奈良公園は奈良の観光には外せない名所で、鹿に餌をあげたり触れ合うこともできます。ちなみに台湾には「鹿境梅花鹿生態園」という、奈良公園のように鹿と触れ合える場所があり、家族連れなどの観光客で賑わっているそうですよ。
岡山城/岡山県岡山市
黒い外観から「烏城(うじょう)」とも呼ばれている岡山城。南北朝時代に築造され、国の史跡に指定されている城です。1945年に空襲で天守閣が焼失しましたが、1966年に再建されました。
2006年には「日本100名城」に選定されるほど美しい城です。
江戸時代に作られた月見のためのやぐらである「月見櫓(つきみやぐら)」は当時の姿そのままを残しており、国の重要文化財に指定されています。日本の美しさを体感できる城といっても過言ではないでしょう。
兼六園/石川県金沢市
石川県金沢市の国の特別名勝に指定されている兼六園。日本三名園のひとつとされており、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。2009年には「ミシュラン観光ガイド」の最高評価の3つ星に選ばれました。
ちなみに「兼六園」という名は、宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望の「六つを兼ね備えた園」という意味なのだとか。まさに侘び寂びを感じられる観光スポットですね。
金閣寺/京都府京都市
日本を代表する寺院のひとつ金閣寺。正式名所は鹿苑寺金閣といい、寺の内外に金箔が貼られていることから金閣寺と呼ばれています。
室町時代には足利義満の別荘でしたが、1950年に焼失し1955年に再建されました。1994年には世界遺産に登録され、海外でも知名度の高い観光スポットです。
・スポット詳細記事
>>>「華やかな北山」と「わび・さびの東山」。京都が見せる意外なふたつの顔(掲載日2017/08/21)