髪の悩みは神頼み?全国のちょっと変わったご利益のある神社11選
歯神社/大阪府大阪市
大阪府大阪市にある綱敷天神社の末社「歯神社」。その昔、梅田が洪水に見舞われた際、地元の人々がお稲荷様のご神体として祭っていた巨石が水を歯止めしました。これに感謝した人々は巨石を歯止めの神様とし、この「歯止め」が転じて「歯痛止め」となったのです。
この縁にちなんで、歯痛に苦しむ人はもちろん、歯科医、歯科技工士、歯科医をめざす学生、歯ブラシなど歯科関連製品メーカーの人などの信仰を集めています。
本殿の手前には、ご神体の巨石のかけらとされる「なで石」という小さな丸石があり、この石をなでて歯の痛いところをさすると痛みが和らぐそうです。
軽部神社/岡山県総社市
岡山県総社市にある「軽部神社(かるべじんじゃ)」は、地元では「王子の宮」とも呼ばれている神社です。同神社の境内には、かつて「垂乳根(たらちね)の桜」というしだれ桜があり、乳房の病気や安産などの信仰の対象となっていました。
現在、そのしだれ桜は枯死してしまいましたが、いまでも乳房にまつわる祈願が多く、乳房の形をした絵馬が奉納されています。
宝当神社/佐賀県唐津市
唐津湾に浮かぶ高島にある「宝当神社」は、参拝すると宝くじが当たるといわれている神社です。
本来は戦国大名大友宗麟の家来で、海賊退治で功績のあった野崎綱吉を祭る神社ですが、名前が「宝当」と縁起が良いため、宝くじの当選を願う参拝者でにぎわうようになりました。
そのなかから高額当選者がほんとうに何人も出たため、いっそう有名になり、現在では全国から約20万人以上の参拝者が訪れる人気スポットです。
「髪の毛神社」に「歯神社」に「宝くじ神社」など、人の願いもご利益もさまざまです。今回ご紹介したなかには、個性的な絵馬やお守りがある神社もあります。ぜひ初詣などで参拝に訪れた際はチェックしてみてくださいね。
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