それ、Hな言葉かも…日本人が海外でいいそうな「NGワード」
おかか/スペイン語、イタリア語、ポルトガル語
「イタリア」や「スペイン」から来たホームステイの留学生、あるいはスペイン語を話すアルゼンチンの留学生や、ポルトガル語を話すブラジルからの留学生を自宅にホームステイさせ、一緒に朝ご飯を食べたとします。
そのとき、あなたが白ご飯にふりかけをかけていたので、相手から「それ何?」と聞かれたとしましょう。日本文化を詳しく教えてあげようと、親切心から「ふりかけ、おかか」と伝えました。
相手の日本語レベルにもよりますが、この言葉を聞いたとき、恐らく「ふりかけ」の意味が分からず、その後の「おかか」だけ理解すると予想されます。
「おかか」はスペイン語やイタリア語で「o caca」と聞こえるからですね。
『西和中辞典』(小学館)によれば、「o」は接続詞で「または」「あるいは」という意味が書かれています。
英語の「or」ですね。「caca」は女性名詞の幼児語で「うんち」「汚いこと、もの」「がらくた、くだらないもの」といった意味が掲載されています。
話を整理すると、「furikake o caca」と聞こえた相手には、言葉が脳内で「furikake(?)o(または)、caca(うんち)」と翻訳されるはず。
「furikake」の意味が分からない分だけ、等位接続詞の「o」が効いてきて、「furikake」の言い換えが「caca」になると解釈されるはずです。
その結果(イタリア語ではありませんよ)として、「furicake」とは「caca(うんち)」の一種で、白いご飯にまぶす茶色い粉は、乾燥した「うんち」の一種だと理解される恐れも、万に一つあるのですね。
真顔で日本人が「おかか」と称する茶色い何かを白いご飯に振りかけている姿を見て、スペインやイタリアの人は、ちょっと言葉に詰まるはず。ひとりになったときにすぐ、インターネットで検索し、本当の意味を理解して笑うに違いありませんね。