韓国人が気になっていた、日本とは微妙に違う「恋愛事情」
結婚相手の「両親」との関係は?
日本でも義理両親問題で夫婦が揉めたりすることも珍しくありませんよね。カルチャーが違う国同士の人が結婚したら、なおさら異文化に戸惑ってしまうこともあるはず。
実際に、韓国人は家族との距離が近く、両親をこの上なく大切にします。日本ではお盆や年末年始などに家族で集まる機会があっても、頻繁に連絡を取り合ったり、週末に両親の自宅に行ったりすることは少ないのではないでしょうか。
もちろん物理的に距離の問題もあるはずですが、韓国人は、毎月・毎週でも家族に会いたい!と考える人が多々います。連絡も頻繁に取る人が多く、家族との距離が日本人よりも近いといっても過言ではありません。
韓国では家族との距離が近い
最近は、韓国でも働く女性が増えているため、子ども(孫)の世話を祖母や祖父が行っている家庭もあります。このようにパートナーの家族に子育てをサポートしてもらったりすることで、義実家との距離が近くなっていくのかもしれないですね。
ただし、日韓夫婦に限らず、育った環境が違うふたりが結婚生活を送るなかでは、必ずどこかでぶつかることがあるでしょう。なにか問題があったときにどう対応していくか、家族との距離を保ちたいのであれば、あらかじめ異文化を理解した上で生活を歩んでいきたいですね。
韓国にもある、嫁姑問題
そんな家族との距離が近いといわれる韓国でも、日本と同じように「嫁姑問題」があります。ひと昔の韓国では、キムチ作りで嫁いびりが行われていたこともあるのだとか。
韓国では年に2回、自分の家で食べるキムチを漬ける時期があります。キムチといえば毎食に食べるものですから、たくさんの量を作る必要があり、結構大変な作業です。そのため親戚などが集まって、みんなで協力してキムチ作りを行います。
しかし嫁と姑の仲があまりよくない場合には、「ひとりで作って」といってくる姑もいたそう。
キムチ作りといえば韓国の伝統的な行事のひとつで、親族が協力する共同作業です。そんなときに意地悪なことをいわれたら、双方いい気持ちにはなれません。だからこそ、程よい距離感が必要なのかもしれませんね。
このように、パートナーや家族との関わり方は、日本と韓国で異なることも少なくありません。また、実際に韓国出身のかたにお話しを伺ってみると、日本人と付き合っていて「いったいなぜ?」と思うようなことも少なくない様子。
それでも育った環境が違う人間同士が同じ時間を過ごすということは、異文化を感じながらも、あらためて相手のことを理解する一歩にもなるのではないでしょうか。
昨今はコロナ禍の影響でなかなか海外旅行に行けない状況が続いていますが、また他国に出かけられるようになったときには、その国のさまざまなカルチャーを知っておくと、楽しみ方の幅が広がっていくかもしれませんね。
- 参考:法務省,厚生労働省「平成28年度人口動態統計特殊報告」
- image by:Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。