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ヤリたくてもヤっちゃダメ!日本と違う海外の意外な「ルール」

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2021/07/24

鳥取砂丘の砂は持ち帰ってはいけない/日本

image by:Shutterstock.com

最後は日本の意外なルールから。鳥取県を代表する観光地のひとつ鳥取砂丘では、「砂を持ち帰ることが禁止」されています。

鳥取市によると鳥取砂丘は「自然公園法」によって保護されており、たくさんある砂だからといって採取することは絶対にしてはいけません。

自然公園法とは

<優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的とする。>(自然公園法より引用)

といった内容で、法律の対象は国立公園国定公園、および都道府県立自然公園を含むみたいですね。

鳥取砂丘は国立公園の一部です。京都府北部の日本海側にある丹後半島の海岸から、兵庫県の日本海側の海岸を通って、鳥取県の鳥取砂丘に至るまでが山陰海岸国立公園に指定されています。

まさにこの国立公園を守る法律を破る形になるので、行為の悪質さに応じて、6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金に処されるみたいです。

image by:Nikox2/Shutterstock.com

さらに地元の条例として「日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例」もあり、こちらは主にポイ捨てなどを禁止した内容ですが罰則は、5万円以下の過料と定められています。

あの広大な鳥取砂丘も川や港の整備によって砂の供給が減り、砂丘が浸食されている現状があるみたいです。

その危機的な状況を考えれば、間違っても砂を拾って帰ろうとの発想にはならないはず。そして、お土産としても砂は売っていますので、どうしても持ち帰りたい場合は砂を購入したいですね。


法律や条例に「なんでそうなるの?」と理不尽さを感じた瞬間もあるかもしれません。とはいえそれらのルールは、同じ場所に暮らす人間が決めた以上、どこか根っこの部分で納得のいく、あるいは筋が通っていることではないでしょうか。

新型コロナウイルスが終息し、世界へ旅に出かけられるようになったときには、その国のルールを改めて認識してみてはいかがでしょうか。きっと成立の過程にその国・地域らしさが感じられるはずですよ。

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翻訳家・ライター・編集者。成城大学文芸学部芸術学科卒。富山在住。主な訳書『クールジャパン一般常識』、新著(共著)『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日』。北陸のWebメディア『HOKUROKU』創刊編集長。WebsiteTwitter 

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